そんなわけでこの4週間近くほど、悲惨な目に遭っていたのであった、まる。
ことの始まりは9月13日(金)午前6時頃。寝ている間の咳でブチブチみたいな音がして左脇腹にこれまで感じたことのない刺すようなすさまじい激痛で目が覚めた。ここからが悪夢の始まり。
コロナやインフルエンザではなく細菌性の風邪が原因の咳をしていたのだが、それがさらに悪化した結果、肉離れを起こすほどの激痛に。
肉離れと言うが厳密には、筋肉が骨から外れてちぎれて断裂するというもの。場合によっては該当部位が外から見てもわかるぐらい凹んだり、内出血がにじんで皮膚から色が変わっているのが見えるとか。
見た目的には何も変化はないのだが、とにかく咳を「ゴホッ」とするとその勢いで激痛が走り、30分ぐらい動けなくなるというもの。
これが始業の朝9時まで続き、だからといってお仕事休み!今日のGIGAZINEには何も記事は掲載されません!!というわけにはいかないので、激痛に耐えながら記事のネタ振り。
このせいで咳と激痛がどんどん悪化。結果的に、咳をすると激痛が走るので咳を我慢するのだが、我慢しているとお腹の筋肉が引きつるので、もうどうしても我慢できないというかほぼ自動的にけいれんするようにしてそれまでたまった筋肉の緊張が解放されて発生する咳の勢いがすごく、咳をする度にどんどん痛みが悪化するという感じ。
しかももともと風邪気味なので体調不良であったのがこの咳による肉離れの痛みでさらに加速して悪化、熱は出ないものの喉がどんどん痛くなってきて、そっちの方もトリガーになって咳が出そうになる。
そんなわけでなんとかして寝て回復を図ろうとするのだが、ベッドの上に寝転がれない。
左脇腹あたりが肉離れを起こしているのだが、「ねじり」の動きが加わると激痛が走るのだ……シンプルな腹筋・背筋的な動きでは痛みは起きない。
とにかくあれこれとベッドに寝転がる方法を試しては激痛にのたうち回るという状態。
病院へ行こうにも、咳が出ると立てないほどの激痛に襲われるので、階段を降りることができない……
幸いにして食欲が落ちるとか水が飲めないとかそういうことはない。ただ、つばを飲み込むと痛いことは痛い。痛いのだが、とにかく脇腹の激痛が今まで経験したことのないレベル。
で、いろいろ試した結果、「右脇腹を下にし、激痛のする左脇腹を上にする側臥状態の真横」であれば、痛みを感じることなく眠れるのがわかった。
また、以前に整形外科でもらった湿布「経皮鎮痛消炎剤モーラスパップ」の痛み止めが劇的に効くのも良かった。ただ、普通の平常時の痛みを抑えるのみであり、咳をしたときの痛みは消せない。
とにかく咳を止めないと仕事にならないので、天草湯・龍角散・小青竜湯・芍薬天草湯といろいろ試すが一向に効果が感じられない。とにかく咳をしたときの痛みがすごいので、イスに座っていられない。かといって立っていると負荷がかかってじんわりと痛い。
咳を止めるには水を飲むのが一番なので、透明の水筒にいっぱい水を入れておき、咳が出そうになると水を飲んで咳したい発作を止める……というのを繰り返すしかない。
水以外だと、コンニャクゼリーのパウチをチューチュー吸うのも、咳をしそうになる発作を止められるのを発見。
また、水を冷蔵庫で冷やした方がより少量で咳出そう発作を止められるというのも発見。
ただ、これを繰り返すと延々と水分補給し続けるので今度は30分ごとにトイレへ行くことに。それぐらい水を飲まざるを得なかった。
睡眠不足と湿布の痛み止めでも止まらない咳による激痛のせいで睡眠不足のまま、土曜日、9月14日(土)に突入……本当の戦いはコレからだ!
つづく。
↓
次:脇腹の肋骨の肉離れのつづき、七転八倒